学部長挨拶

荒川 智

学校で教わった先生の中に、大好きだった、あこがれだった人がいた。多くの人は、教育学部を志望する動機のひとつとして、そうした思い出を持っていることでしょう。そして将来、今度はあなた自身が子どもから好かれる、あこがれの的となる先生になってほしいと思います。
では、どのような人が子どもにとって魅力ある先生なのでしょうか。いろいろな意見があると思いますが、ひとつは教え方がうまい? 担当する授業の内容だけでなく、何でも知っている? わっと驚くすごいことや楽しいことをしてもらえる? 気持ちにより添え、喜びや悲しみなどに共感してくれる?
完全無欠な人になることはできませんが、少なくともこれだけは、というものがあるはずです。先生へのあこがれはこれからも大切にしてほしいですが、それだけでは先生にはなれません。

本学の教育学部は平成29年度から教員養成に特化した学部へと改組し、それに伴い入試方法やカリキュラムも改革しました。教員になりたいという強い志望をもつ人を受け入れ、実践力を身に付けるためのプログラムも整備しました。
教員としての基礎的な専門性を身に付けるための学習は、十分に用意しているつもりです。しかし、いくら一生懸命勉強しても、自分だけがいい先生になっていては、いい学校にはなりません。同僚の先生や保護者、地域の人たちなどと協同し連携することも求められます。そうしたことができるようになるためには、学生時代に専門の勉強だけでなく、様々な人と交流し、共同して幅広い活動をすることが大切だと思います。
さらには・・・!?大学の四年間で何を身に付けるか、みなさん自身が答えを見つけ出して下さい。

教育ポリシー

» 教育学部ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
» カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)
» アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

学部紹介
「新教育学部宣言」

教育学部は学び続ける人間を育てます。
学び続ける人間を育てる人間を育てます。

人間は生きています。生きている人間は学び続けることで生を豊かにしていきます。
教育学部は、生きている学生を受け止め、支え、手助けして、学び続けることが どういうことなのかを経験させ、理解させます。これが教育です。

自分で学び続けることを経験し、理解した人間は、学び続ける人間を育てる ことができます。学校で、さらに社会の様々な場面で、一人ひとりの人間の可能性 を開くはたらきをすることができます。これが教育です。学び続ける人間は、学び合い育て合う他者との関わりにおいて喜びを感じ、 また喜びを与えるでしょう。教育学部は教育を通じて生きる喜びを創造します。

教育学部は広く探求します。
人間が生きることに関わるあらゆることを問題にします。

豊かに生きることは多様な知に支えられてはじめて可能になります。
事実についての正確な知識、人間と世界のとらえ方についての幅広い理解、 生きることの不思議についての深い洞察。教育学部は、これらを幅広く研究して、 豊かな学びを支えます。

生きることを支える知の探求の形も多様です。一般性をめざす厳密で精密な 理論的研究、具体的な人間の活動を的確にとらえる実証的研究、かけがえのない 個別的な場面に即した実践的研究。教育学部は、多様な探求の仕方をそれぞれに 深化させ、学び続ける事の面白さを充実させます。教育学部という一つの場において研究は相互に刺激し合います。教育学部は、 多様な研究の相互交流によって人間が生きることをトータルにとらえます。

教育学部は地域と共に歩みます。
地域の人々と手を携えて豊かな生活を築きます。

豊かに生きることは生きる場に根ざして可能になります。学び続けることは何より 自分の生きる地域での人々の交流の中で実践されます。教育学部が育てる人材は、 学校をはじめとする地域のいとなみの中でこそ、学び続ける人間を育てるという力を 発揮することができます。

生きることに関わる幅広い研究は、人間が生きる場としての地域社会の活動を活性化し、 新しい展開を可能にします。教育学部は、様々な地域の問題から出発し、その研究の 成果を地域に還元し、再び問題提起を受けるということを繰り返していきます。

公教育や生涯学習への寄与にとどまらず、地域の人々との様々な共同作業を通して、 教育学部は、真に豊かな社会と生活の実現に貢献します。

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